裁判官が日本を滅ぼす

2010年04月19日

裁判員制度にはいろいろと意見があるようだが
私は基本的に賛成である。

理由のひとつはこの本で書かれている内容である。

確かに常識のない人はいる。
特に社会経験を積まず、勉強ばかりして難関を突破した裁判官なら
その比率も多いかもしれない。

しかし、仮にも
人が人を裁くということは
大変に恐れ多いことであり
裁判官が常識を持った上で
それを受容し実行しなければ
社会は崩壊してしまう。

もちろん多くの裁判官は常識を持った人物だと思う。
しかし、なかなかすごい人物もいるようだ。

この本では
あの有名ないじめの事件、山形マット死事件の顛末が報告されている。
(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E5%BD%A2%E3%83%9E%E3%83%83%E3%83%88%E6%AD%BB%E4%BA%8B%E4%BB%B6)
刑事裁判では(判決内容に疑問はあるものの)、起きたことの事実は
否定されなかった。
にもかかわらず
民事裁判では、腹が立つほどの愉快な判決が出ている。
なんと、死んだ男の子は
自分からマットに入って死んだため、
これは事件ですらない、という判決である。

その愉快なぐらいに不愉快な展開の詳細については
本書を読んだほういいだろう。



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Posted by jeyson at 16:26│Comments(0)実録もの
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